コタツ記事と小説もどき

 僕の仕事はウェブライター。と言うとカッコイイが、いくつかのサイトから依頼をもらって、テーマと文字数、それに期限を踏まえて納品するだけの仕事。ガジェットやIT関連の記事が多いが、映画や音楽などについても書く。スポーツ関連が苦手かな。
 ネタは主にネット上から拾ってくる。いわゆるコタツ記事だ。村上春樹なら文化的雪かきと言うかも知れない。でも雪かきほどきれいな仕事ではないし、雪かきほど体力も使わないし危険性もない。まぁ文化的ドブさらいとでも言っておこう。僕がやらなければ誰かがやるだるだろうし、誰かがやらなければ僕がやる。それくらいの仕事だ。
 それでも僕一人、家賃を払って毎日食べていけるだけの収入を得ることができている。

 僕はそれ以外に、ネット上に小説もどきを書いている。SFやミステリー、ジャンルの分からないもの… 思いつく文章を誰が読んでいるとも分からないネット上に上げている。コタツ記事のようなヤッツケ文章ばかり書いていると、時々自分の文章を書きたくなる。
 小説もどきのサイトにも広告を貼っているが、こちらから得られる収益は微々たるもの、口座に振り込まれるのは、数ヶ月に一度くらい。小遣い稼ぎにもならない。それでも僕は小説もどきを書き続ける。コタツ記事と小説もどき、この2つの文章でバランスを取っているのかも知れない。

そんなわけで、僕は今日もMacの前にキーボードを叩き続けている。